世界遺産ウオーク「熊野古道①」

ある日~森の中~くまもんに~出会った~

失礼しました!

という訳で世界遺産ウオークシリーズです。今年で登録10周年を迎える「熊野古道」に行って参りました。バスdeウオーク史上最高の「お客様の日頃の行いのおかげ」が発揮され、3日間とも晴天に恵まれたツアーでした。

ツアー初日、新大阪駅から出発して人生一路、紀伊半島の南を目指しました。まずは周参見駅~見老津駅までの大辺路・長井坂のコースです。案内板の世界遺産の文字に気持ちも高まります。

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地元の語り部さんの説明を聞きながら最初の森を越えると綺麗な田園風景が迎えてくれました。その後集落を突き抜けてゆくと、いよいよ長井坂へと向かう山道です。

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途中、尾根道からのぞかれる港の風景。さらに進んで急な下り道を降りきってゴールです。コースは平面上で約8kmほどですが、悪路の上り降りのため歩行時間は4時間でした。皆様本当に健脚です。

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今日の宿は紀伊勝浦のホテル浦島です。船で入館するユニークなスタイル。洞窟風呂も良かったです。温泉で疲れを癒しました。

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ツアー2日目、ホテルからバスに乗り込み、那智の大滝へ移動してからスタートです。

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その後、階段を相当上って汗だくになりながら青岸渡寺と熊野那智大社を見学。多くの観光客で賑わっていました。ここから大門坂の下りコースへ。

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綺麗な石畳が状態も良く残されています。さらに下ってゆくと夫婦杉の巨木がお出迎え。その大きさが伝わりますか?!

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続きまして、バスで数分移動して補陀落山寺を見学しました。南方に補陀洛浄土を目指し渡海する上人達の出発点でした。しかしそれはほとんど死に向かってゆくような行為だったようです。こちらを見学後、歩きたくなる道500選の速玉大社へ向かうコースを歩きました。写真右は浜王子。

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こちらはほぼ平坦な町中にある熊野古道を歩くコースです。ゴール後、お昼休憩。今日のお弁当は熊野地方の名物「めはり寿司」です。高菜の葉っぱでくるんだおにぎりといった感じです。

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昼食後、三重県に移動して伊勢路のコースを歩きました。今回は松本峠のコースです。熊野古道といってもその全てが世界遺産に認定されている訳ではありません。松本峠は山を越えてゆく厳しいコースですが、石畳の保存状態の良い区間が世界遺産に認定されているので今回ご案内させて頂きました。

鬼が城センターからいきなりきつい登りでスタートです。登り切ると七里御浜が遠望できます。天気も良くて最高!

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さらに進んでゆくと松本峠に到着しました。ここからが世界遺産に認定されている石畳の区間に入ります。本当に昔の人はよくこんなに石を運んだものだなぁと感心してしまいます。

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松本峠終了後、本日のお宿・川湯温泉へ。河原を掘ると温泉が出るということで、露天風呂が本当に河原の中に作られています。掘りたい人にはスコップの貸し出しもあるとのことでした。やりませんでしたけど!

翌日、ツアー最終日です。今日も良い天気!この日は小辺路のコースからスタート。小辺路は高野山から熊野本宮大社までをつなぐ参詣路です。途中、本宮大社手前からは中辺路と合流するようになっており、今回はその合流直前の区間だけが小辺路ということになります。写真左の舗装道路が小辺路です。写真右は中辺路との交差地点。

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中辺路に入ってからは所々熊野古道らしい石畳のある道を通って熊野本宮大社へ。ここでしか買えないおみやげ「もうで餅」が人気あるようでした。

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そしていよいよツアー最終コース、中辺路「赤城越え」のコースです。こちらは案内人=語り部の方と歩きました。コースには至る所に案内板が立っていて、道に迷う危険は少なそうです。

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こちらもUP-DOWNの激しいきついコースでした。皆様頑張って歩きました!尾根道に出ると遠くの山々の新緑が綺麗です。

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悪路に苦戦しながらやっとゴールの湯の峰温泉に到着です。本来はここで温泉入浴後出発予定でしたが、時間の都合上温泉は断念して頂きました。本当に申し訳ありませんでした。山道に入る場合のスケジュール管理の難しさを痛感しました。今日のご当地弁当「さんまの押し寿司」です。

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熊野古道はやはりきついコースが多く、軽登山といった気持ちで臨む必要がありそうです。しかしそれだけに普段めったに見れない景色にたくさん出会える場所でもあります。最近、熊野古道で心も体も元気になろうという熊野セラピーなるものがあるということを聞きましたが、熊野の森の中を自然の声を聞きながらのウオークにはまさにそういった効果があるように感じました。これからもバスdeウオークとしてそういった心地よい道を皆様にご案内できたらと思います。

3日間怪我もなく見事に熊野古道を歩ききった皆様に感謝です。ありがとうございました!

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